どーも、ふぁんぼです。
今回は2022モデルのヨネックススノーボード、THRUST(スラスト)のレビューになります!
ヨネックスの中でもよりカービング特化のTHRUSTですが、2022モデルでまたまたアップデートが入りました。

記事最後には実際の滑走映像(準備中)もありますので、是非ご覧ください!

また、本サイトでは2020モデルからスラストをレビューし続けておりますので、事前にこちらもご覧いただければより詳細な情報を知っていただけると思いますのでお時間があれば是非!
YONEXスノーボード 2020モデル THRUST(スラスト) 試乗レビュー
ヨネックススノーボード 2021モデルTHRUST(スラスト)試乗レビュー
それでは本編です!
目次
1.ヨネックススノーボード「THRUST」とは
2.前期(2021モデル)からの変更点
3.乗ってみた感想
1.ヨネックススノーボード「THRUST」とは
ヨネックスのTHRUST(スラスト)は、上級者向けのカービングに特化したモデルになります。
振動吸収に優れた素材がふんだんに使われており、高速域や荒れた斜面でのコントロールリミットに優れたハイポテンシャルなスノーボードです。
セミハンマーと硬めのフレックス故、特有の難しさはありますが、適切なポジションに乗れたときのパフォーマンスは半端ない板です。

2.前期(2021モデル)からの変更点
次に前期からの変更点ですが主に2つになります。
まず1つ目、長さ165が追加されました。
実は前期(2021)モデルから韓国向けのみで165はあったらしいのですが、今季から日本国内にも新規設定追加となりました。
そして2つ目はSTOMPTECH3.0が採用されたことです。
STOMPTECH(ストンプテック)とはヨネックス独自のアビリティで、分かりやすくいうとノーズとテールの軽量化のことです。
ノーズとテールの軽量化でスウィングウェイトが軽くなり、ターンとターンをつなぐ素早い切り返しでのコントロールの安定性を高めることでさらなる軽快なターンの取り回しが実現したようです。
従来モデルからSTOMPTECH2.0は採用されててある程度の取り回しの良さはあったのですが、2022モデルでは3.0となり旧モデルよりさらに操作性の向上が期待できるアップデートですね。

3.乗ってみた感想
お待たせしました。本題の感想です。
あくまでも自称上級者のガバレビューなので、そのへんはあしからず…
セミハンマー + ハードフレックスなので特有の難しさはありますが、基本的なアウトラインやフレックスなどは変わっていないのでカービング性能や安定感は相変わらず素晴らしいです!
荒れた斜面はもちろんですが、強引に角付けしたときの板の暴れも一瞬で収束してくれるので躊躇なく攻めることができて本当に楽しい板です!

まぁこのへんに関しては前期や前前期のレビューを参考にしていただくとして、本記事では前期からの変更点をメインにレビューしていきたいと思います。
YONEXスノーボード 2020モデル THRUST(スラスト) 試乗レビュー
ヨネックススノーボード 2021モデルTHRUST(スラスト)試乗レビュー
■新規サイズ165について
試乗はもちろん165一択!
一応、161(2020モデル)と169(2021モデル)のスラストオーナーでもある私が、165に乗ってみた感想は…
すっげーちょうどいい!(語彙力)
161は取り回しがよく混みがちな休日のゲレンデでもフリーカービングが捗る!だけどカービング中のあの中毒性のある遠心力を感じる時間が短くちょっと物足りない…
169はカービングの気持ちよさ(遠心力)を感じられる時間は申し分なくソッコーでハイになれます!だけど混んでるゲレンデでは安全第一でちょっとストレス…
165は両者のいいとこどり!混んでるゲレンデでもストレスを感じない取り回しで、がっつり立ててフルカーブしたときはンギモッヂイイ!ってなれるターンサイズでちょうどよい長さ!※あくまでも板を立てられる人向けの感想です

■STOMPTECH3.0について
私は後ろ乗り信者であり、ライディングスタイルは常に後ろ足荷重過多。
滑り出した瞬間にこれまでとはとは違うノーズの軽さを実感!ノーズが少しパタつくw 若干の心許なさを感じましたが、カービングに入った瞬間にそれは杞憂に変わりました。
ターン導入時のノーズ剛性に違和感はなく、逆に今までにない素直さを感じました。そして切り替えのレスポンスが今までよりも早い!
具体的にいうと、切り替えに必要な足元の操作がより少ない量ででき、その裁量が広がった感じです。
ミドルやロングのカービングももちろんですが、ショートターンでより恩恵が得られそうなアップデートです。
これはSTOMPTECH3.0(ノーズとテールの軽量化)によるメリットですが、デメリットとその対策も理解しておく必要があります。
それは運動エネルギーの減少です。
同じスピードでも軽いスノーボードより重いスノーボードで板を立てたときの方が雪面を深く掘ることができます。
一般的に深く掘った方がスノーボードを受け止めてくれる雪の壁の面積が増えターン中の安定感が増します。※除雪抵抗も増え曲がる力(向心力)も増します
つまり軽くなったことで角付け時に雪面を掘れる量が今までより少なくなることは否めず、状況によっては安定感と曲がる力の損失につながる場面もあります。
これらの重量変化にメリットデメリットをしっかり理解し、状況に応じた内力の使い方が板のポテンシャルを100%発揮するのに必要になってきます。
ただでさえ振動吸収に優れ安定感に定評のあるスラスト、それに甘んじてしまうと板まかせのターンになってしまいがちですが、STOMPTECH3.0は乗り手を育ててくれるいいアップデートだと感じました。
最後になりますが、試乗時の映像も用意(現在準備中)しております。
活字だけでは伝わりにくいと思いますの、ぜひご覧になって参考にしてください。
…動画準備中…
それでは最後までお付き合いありがとうございました。
より良いスノーボードライフを!
