どーも、ふぁんぼです。
毎度ご覧いただきありがとうございます。
今回はYONEXスノーボード2021モデル、SYMARC(シマーク)の試乗レビューです。

このシマークはヨネックスのハンマーヘッドボードで2017-2018モデルでデビューし、その完成度の高さから今まではグラフィックのみの変更だけでしたが今期2021モデルでついに待望のアップデートが入りました!
待ちに待ったアップデート!早速試乗してその違いを体感してきました。
それでは詳細レビューをどうぞ!
目次
1.ヨネックススノーボード・シマークとは
2.変更点
3.実際に乗ってみた感想
1.ヨネックススノーボード・シマークとは
ヨネックスのハンマーヘッドボードです。ハンマーヘッドなので当然カービング特化モデルの上級者向けスノーボードです。

基本的にキャンバーボードですが、キャンバーの支点にフラットな部分があり、ノーズとテールの広範囲でねじれ剛性が柔らかく設定されておりコントロールがしやすい特徴的なハンマーヘッドボードになっています。

一般的なハンマーヘッドボードは、ノーマルキャンバー&ねじれ剛性激強で板を立てたら板なりにゴリゴリ曲がる傾向が強い※のですが、シマークはそのハンマーヘッドの特徴も残しつつ、前述した特徴により自分の操作でターン弧の調整が容易かつ繊細にできる他社にはないコントロール性の高いハンマーヘッドボードになっています。
※もちろん板なりにゴリゴリ曲がる板をねじ伏せてコントロールする楽しみもあります、個人的にはこういう板も大好きです
シマークはそのコントロール性の高さかから初めてハンマーヘッドに乗る方や、ターン弧の調整や最適な表現を求められる基礎技術系競技選手やイントラにピッタリの板だと思います。
ちなみに17-18モデルのシマーク(156)乗ってましたが、いい意味でハンマーヘッドらしくないハンマーヘッドボードという印象でした。また、ねじれ(トーション)について理解を深められた思い出深いボードですね。自分を成長させてくれた1本です。
【参考動画】
2.変更点
デビューから今まで変更がなかったシマークですが、ついに今期2021モデルでアップデートされました!
その注目の変更内容ですが、デッキ素材の変更です!
従来はABS素材を使用していたのに対し、今期はアブソーブデッキという振動減衰性が30%高いPE系新素材に変更され、より高い次元の振動吸収性で雪面をスムーズになめていくような安定したターンを狙っているようです。

アルペンボードも含め、今期のヨネックススノーボードのテクニカルカテゴリーのボード全てに採用されています。
【関連記事】
ヨネックススノーボード 2021モデルTHRUST(スラスト)試乗レビュー
3.試乗レビュー
試乗した日は4月半ば、雪質は春特有の不安定なシャバ雪でアブソーブデッキを体感するのにはまずまずの好条件でした。
※記事最後の方に実際に滑った映像も用意してますのでぜひご覧下さい
【試乗時の条件】
試乗日:2020年4月16日
ボードサイズ:160
斜度:21°(平均)
雪質:シャバ雪

乗ってみて一番の感想は、やっぱり安定感です。
不安定なシャバ雪でも足元の不快な振動が少なく、そこに線路がしいてあるかのごとく狙った通りのターンができました。
さすがに同メーカーのスタベラ+アブソーブデッキ採用のスラストまではいきませんが十分なレベルの安定感で、以前のシマークとは全然違います。
デッキ素材でこれだけ変わるのにはほんとビックリです。
【関連記事】
ヨネックススノーボード 2021モデルTHRUST(スラスト)試乗レビュー
また、当たり前ですが、カービング性能ももちろん文句無しです。
ハンマーヘッド+ハードフレックスによる目が覚めるような雪面の捉えとそこから始まる「ギュギュギュン」と曲がる感覚、そしてソフトなねじれ剛性により自分の意思でコントロールできる操作性、「あっ!やべっ!突っ込みすぎたかもっ!」ってノーズが潜りそうになってもリカバリーできるのは優秀です。
自分で意図してねじらなければゴリゴリ曲がってくれますし、ねじればいろいろな状況に柔軟に対応できる操作性、この辺の操作は上級者向けですがそのネジレやすさはハンマーヘッド初心者にもアドンバンテージになると思います。
活字だけではあれなので、もちろん滑走映像もご用意しております。
また血迷ってコブも滑ってみたので、ぜひご覧になってみて下さいw ※下記動画1:48~
記事はもちろんですが映像も含め参考にしてみて下さい。
それでは最後までお付き合いありがとうございました。
より良いスノーボードライフを!
